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旅とヨガ

旅とヨガ 20230922

こんにちは。

2023年9月22日にこれを書いています。

旅とヨガのおぼえがき。

コロラドの次はセドナへ行きました。

昔からネイティブアメリカンの聖地とされて神聖な儀式が多く行われてきた場所です。

大地からのエネルギーが噴き出る場所、ボルテックスが集まっていることでも有名で

パワースポットとして日本でもよく知られているかと思います。

今回のセドナは初めてで、かつ一人旅だというのに私は下調べというものが何よりも

苦手なので最低限のことしか調べませんでした。

先入観とかをできるだけもたずに、まっさらな状態でセドナにいきたかったのです。

今回のセドナの宿泊はAirbnbを利用しました。たまたま決めたその家は

4大ボルテックスの1つである、ベルロックのすぐふもとでした。

オーナーさんからの案内では家から歩いていけるくらいの距離とのこと。

今回車の運転はするつもりはないので、歩いて行けるのは本当にありがたい限りでした。

そしていざセドナへ行ってまず思ったこと。

とにかく暑い。少し外歩くだけででも干からびそうになります。

日本もかなりの暑さですが、日本と違うのは湿気が全くないところです。

そうセドナは砂漠地帯です。友人曰く、洗った洗濯物を外に干すと速攻で乾くとか・・・。

そんな場所は初体験。乾燥肌の私は不安しかありません(笑)

次に、歩いて行けるよと言われていたベルロック。

家のすぐ裏にそびえているのでそれほど遠いようにはみえません。

しかし歩けるとはいえ、30分は優にかかることが判明しました。

家から歩けるということに嘘はないけれど、その距離って10分くらいのことかと

勝手に思ってしまっていました(笑) この暑さで30分歩くとか地獄でしかない・・・。

そのベルロックは周りの山に比べるとずいぶんと小さく見えます。

最初に見たとき、あ、なんか小さくて簡単に登れそうだな。そう思ったのです。

しかしいざ岩を登り始めると、たいしたことなく見えていた岩場の迫力に圧倒されました。

近くでみると思っていたよりも大きかったり、急こう配だったり、滑りやすかったり。

まさかの身の危険を感じ、途中までで登ることを諦めるほどでした。

聞けば毎年けが人がでているそうです。

そんなトレイルハイキングに、水は500mlあれば十分と思っていました。

なんせ朝飯前となめてかかっていた私です。

そんな私に宿のオーナーは凍らせた水とエナジーバーを追加で持たせてくれました。

ベルロックに到着したのは11時前くらいでした。

人がほとんどいません。有名なトレイルなのに人にほとんど出会わないのです。

道の標識だけが頼りです。当たり前ですがスマホも通じないし、ここで迷子になったり

怪我したら終わりかも。身の危険どころか命の危険すら感じました。

なので岩場をある程度満喫したら早めに戻ることにしました。

しかし歩いても歩いても出口につきません。

思っていた以上にコースが長かったようです。

時間は真昼間で日陰など皆無です。もはや暑いを超えて熱い。

ここに来るまでの間に持参した500mlの水は飲みほしていました。

ここで、持たせてもらった凍った水のありがたみを知るのです。

水1本だけだったらどうなっていただろう。

あれほど冷たい水に救われたことはないかもしれません。

ようやく、山道を抜けて車の音が聞こえて道路に出たときには本当に安心しました。

実は夏は暑すぎるので観光客はほとんど来ないそうです。どうりですいていたわけです。

自分で勝手に思っていることはもちろんその通りではないことが多いです。

思っていたより遠い。思っていたより暑い。思っていたより怖い。思っていたよりきつい。

自分の想像なんてただの妄想です。

思い込みで自分の世界を狭くしてしまっていませんか?

今私はパリにいます。

治安がとても悪くなっているから、気を付けてと散々いわれていたので

とてつもなくビビりながらやってきましたが

実際に来てみると、そうでもありませんでした。

もちろん、場所と時間によります。そして何も気を抜いていいわけではないです。

だけれども勝手に思い込みすぎないことも大事です。

ネットを使えばいくらでも情報も得られます。

その情報が正しいか正しくないかはわかりません。

大事なことは自分で体験して知ることです。

そして自分で感じること。

自分の妄想や人の意見や情報に振り回されないようにしたいです。

ヨガの資格をとりたての頃、いざ教え始めるまでとても時間がかかりました。

うまくできないんじゃないか、失敗したらどうしよう。怖くて仕方ありませんでした。

その時ハワイで出会ったヨガの先生に相談してみました。

彼女は目の前に広がる海を指さしてこう言ったのです。

海は見ているだけではどんなものかはわからない。

入ってみて初めて海がどんななのかがわかる。

勇気を出して海に飛び込んでみて。

そうやって踏み出したヨガの世界は、思っていたほど怖くもなく

私は今もその海を日々味わいながら満喫しています。

投稿者プロフィール

Imai aico