旅とヨガ -言葉の壁- 20231020
こんにちは。
2023年10月20日(金)にこれを書いています。
旅とヨガのおぼえがき。
旅に出るまで言葉は通じなくてもなんとかはなると思っていました。
私は英語がペラペラなわけでもありません。
旅行に行くのには困らないくらいのレベルです。
万が一何かあっても、今はスマホという無敵の武器があります。翻訳機とかガイドブック必携だった昔が懐かしい。本当にいい時代になりました。
さてシンガポールに始まり、マレーシア、アメリカと続いてきた私の旅。どこも英語がもちろん通じるので、何一つ不自由することなく毎日を楽しんで旅をすることができました。スーパーで買い物をして、カフェでコーヒーを飲み、電車に乗って、ヨガスタジオへいく。ただそんな風に暮らすだけならそこまでの英語力は必要ありません。
そんなわけで、どうにかなるもんだわとノー天気ににあぐらをかいていた私ですが、そうしてられるのもニューヨークまででした。
アメリカをぐるりとめぐり、最後の街ニューヨークからはパリへと渡りました。
フランスに来るのは20年ぶりです。
当たり前ですが、目に入るのも聞こえてくるのももはや英語ではありません。
その昔フランスでは、英語で話しかけるとフランス語で返されるというのが常でした。
実際に20年前に私も経験済みです。
フランス語を学生時代に専攻していたものの、もちろん忘却の彼方。
諦め半分で英語で話しかけてみました。
すると、英語で返してくれるのです。
なんなら拙いフランス語で話しかけても、英語で返ってくる笑 これには少し寂しい気もしましたが、一気にパリ滞在が気楽になったのは言うまでもありません。
話せないながらも、最低限の挨拶をフランス語ですることにようやく慣れてきた頃スペインへ移動しました。
スペインへ行くと言ってもヨーロッパは陸繋がりなので電車ですぐです。
フランスからスペインへはいっても、見た目では急激な変化はそこまでなく、1番は言語でした。
もはや、英語がだんだん通じなくなってくるのです。英語表記もどんどん減ってきます。
さっきまで、シルヴプレっていってたのに、今はポルファボーレの世界にいる不思議。
一駅またぐだけで言語が変わるって、島国の感覚では考えられないですよね。
さぁ、ここからはスペイン語です。
おまけにバル文化盛んな場所。
私は飲みに行くのも、そこでいろんな人と話すことも何より好きです。スペインなんて私にとって天国行きでしかない。
バルの店員さんとか、隣になったお客のおじさんたちと話したい!
それなのにです。私はスペイン語が1ミリもわからないし、相手も英語が話せないことが多々。
たいしたことを話したいわけではないのに、そんなことすら伝えられません。今こそ翻訳機の出番だと思いますよね?でもね、そういう会話を翻訳機に頼ると一気に味気なくなってしまうのです。
まさに機械的な会話になる。
ペラペラにならなくてもいいから、もう少し心に近づける会話力がほしい。心底おもいました。温度のある会話がしたいのです。
初めて英語だけではダメなことを実感した瞬間でした。
海外旅行あるあるですが、帰ったら絶対にフランス語もスペイン語も勉強しようと心に決めました。この時のこの意志の強さどうして日本まで持って帰れないんでしょうねぇ。。
そしてスペインの後はイタリアへ行ったのですが、
そこでもまた同じくイタリア語を話せるようになりたいと強く思うばかりだったのは言うまでもありません笑
はい、帰ってから勉強するものが増えすぎました。どれかひとつでも有言実行できることを自分に祈るばかりです。
自由になりたい。
世界を旅していて十分に自由でいるつもりでしたが、言葉という壁の存在に改めて気づかされました。言葉はさらなる自由への切符であることに間違いありません。
ただ一つ覚えておいてください。
言葉が通じない時は、伝家の宝刀「笑って誤魔化す」に限ります。
笑顔は万国共通です♡
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