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アーユルヴェーダ
日本発スパ Lapidemがお送りする美と健康を巡るウェルネスジャーニーマガジン LAPIHOLI ラピホリ

もっと輝くアーユルヴェーダ』Vol.04 それぞれのドーシャと食事

今回は各ドーシャにあった食事法をご紹介していきます。

前回お話したようにドーシャのバランスは日々揺れ動き変化します。それに合わせた食事でバランスをとりながら自分とうまく付き合っていきましょう。

≪ヴァータの食事法≫

ヴァータの人はゆっくりと座って落ち着いて食べることが大事です。ヴァータはいつも体と心がバタバタせわしなく動き続けていることが多いので、急がずにリラックスしながら食べることを味わいましょう。できるだけ規則的に食事をすることも大切です。朝と昼はしっかり食べて夜は軽めにするといいでしょう。

ヴァータに必要な食べ物の性質は「油分を含んだ重たいもの、温かいもの、水分が多いもの、甘いもの、酸っぱいもの、しょっぱいもの」です。温かいスープやシチュー、鍋料理などがとくにおすすめです。

ヴァータが乱れているときには特に、乾燥したものや冷たいものも避けるようにします。

体を冷やす生野菜よりも温野菜を選んだり、甘く熟した果物や温かい飲み物をとるようにしてみてください。消化力も不安定になりやすいので、消化にいいものを選ぶといいでしょう。

◎ヴァータにおすすめの食材

穀類米、小麦、オート麦、ライ麦
野菜大根、人参、白菜、サツマイモ、かぶ、里芋、アスパラガス
果物バナナ、みかん、オレンジ、イチゴ、柿、梨、ブドウ、いちじく、
乳製品全般
ギー、ごま油、オリーブオイルなど全般
ナッツ類全般
スパイス類生姜、クミン、フェンネル、カルダモン、クローブ、
豆類ムング豆、大豆製品

≪ピッタの食事法≫

火のエネルギーを持つピッタは食欲旺盛で消化力も強いです。

食べ過ぎたり、やけ食いしたり、イライラしながら食べないように気を付けましょう。

食べる量は控えめにして、昼食をしっかり食べるようにします。満足感を味わうように穏やかに食事することがおすすめです。

ピッタに必要な性質は「体を冷やすもの、乾いているもの、甘いもの、苦いもの、渋いもの」です。生野菜や果物、シリアルやトーストなどです。

冷たいものがおすすめですが、氷などで過度に冷えているものは避けます。水分を多く含むウリ系の野菜などはとくにおすすめです。肉よりも野菜中心の食生活がむいています。

火の質をもつピッタは熱すぎるものや辛い刺激物などを多くとるとさらにピッタが乱れます。

アルコールのとりすぎや脂っこい肉料理や、酸っぱいものにも注意しましょう。

◎ピッタにおすすめの食材

穀類米、小麦、雑穀、オートミール
野菜きゅうり、キャベツ、白菜、ゴーヤ、セロリ、ブロッコリー、かぼちゃ
果物アプリコット、なし、いちじく、いちご、すいか、柿、プルーン
乳製品ギー、牛乳
ギー、ココナッツオイル、ひまわり油
ナッツ類かぼちゃの種、ひまわりの種
スパイス類コリアンダー、カルダモン、ターメリック、シナモン
豆類ソラマメ、ムング豆、グリーンピース

≪カパの食事法≫

カパの人は動くことが苦手で、甘いものや脂っこいものが好きな人が多く太りやすい傾向にあります。だらだらと食べ続けたり、間食をとることを控えて小食をこころがけましょう。定期的にプチ断食をすることもおすすめです。冬から春にかけては特に食べ過ぎてしまい、その影響が春のアレルギーとして出やすいので気を付けましょう。代謝や消化がゆっくりなので、食事も時間をかけてゆっくり食べることが理想です。

カパに必要な性質は「温かいもの、軽いもの、乾いたもの、辛いもの、苦いもの、渋いもの」です。甘いものと油のとりすぎに注意して、火を通したものでスパイスをきかせたものや野菜をたくさんとるようにするといいでしょう。消化をよくするために、食前にショウガをスライスしたものを食べるのもおすすめです。

◎カパにおすすめの食材

穀類古米、あわ・ひえなどの雑穀、大麦、ライ麦
野菜キャベツ、カリフラワー、カブ、玉ねぎ、セロリ、人参、ネギ
果物りんご、いちじく、柿、いちご、レーズン
乳製品スキムミルク、低脂肪乳
油,ギー、コーン油、ひまわり油
ナッツ類ひまわりの種、かぼちゃの種
スパイス類全般、とくに生姜
豆類ひよこ豆、ムング豆、レンズ豆、小豆