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サステナブル
日本発スパ Lapidemがお送りする美と健康を巡るウェルネスジャーニーマガジン LAPIHOLI ラピホリ

ヨガとサステナブル

サステナブル元年

2022年も年の瀬になりました。2022年は、サステナブルという言葉が様々なところで使われるのが当たり前になってきた年だと感じました。この考え方自体は元々みなさんも知っていたり、実際に日々の生活で行っていた方も多くいらっしゃると思います。

今回は、ヨガの観点からサステナブルについて話してみようと思います。

ヨガとSDGs

私たちが住む地球は人間だけでなくたくさんの動物、植物が共に支えあって暮らしています。

しかし今この地球はたくさんの問題を抱えています。その問題の多くは私たち人間が引き起こしたものが少なくありません。私たちが今この問題に対してどう向き合っていくべきでしょうか。

最近よく聞くSDGsという言葉。これは、これから未来にかけて地球上のすべての生き物が、ずっと住み続けられる地球を維持するための行動目標となるものです。サステナブルとは「持続可能な」という意味。私たちはまず何からはじめればいいのでしょうか。

今日は地球がずっと住み続けられる場所であるために、私たちが心掛けるべきことをヨガ的観点から見ていこうと思います。

みなさんはヨガについてどんなイメージをお持ちですか?

身体が柔らかくないとできない柔軟体操?ひたすら心を無にして瞑想すること?

色々なイメージがあると思います。

確かに身体を動かすこともしますし瞑想もしますが、その根底となる部分にはヨガ哲学という思想があります。これは日常生活で気を付けるべきことの教えです。そう、ヨガマットの上がすべてではないのです。ヨガとはよりよい人生をいきるための知恵であり、この思想は自然とサステナブルな行動につながっていくと思います。

ヤマとニヤマからサステナブルを考える

代表的なヤマ、ニヤマとよばれる日常での心得からみていきましょう。

まずはヤマといわれる、日常生活でしてはいけないこと。

『ヤマ』日常生活の中で慎むべき行為

1. 非暴力・・他人にも自分にも暴力を振るわないこと。物理的にも精神的にも。

2. 不貪・・必要以上のものを欲しがらないこと。

3. 不盗・・人から物だけでなく、時間や思考も奪わないこと。

4. 正直・・人にも自分にも嘘をつかないこと。正直でいること。

5. 禁欲・・欲望のままに性行為をしないこと。

この中で1の非暴力(アヒムサ)をみていきましょう。

その字のとおり、暴力をふるわないことをいいます。

それは他人にも動物にも植物にも道具にも、そして自分自身に対してもです。

それは物理的な暴力のみならず、精神的な暴力も意味します。

誰かを悪くおもうこと、自分を蔑むことも暴力になります。

また、ヨガをする人にベジタリアンが多いのはこのアヒムサによるところも大きいです。

肉を食べるということは、ほかの生き物を傷つけて命を奪うことです。

肉を食べると同時に、その時の人間の暴力性や動物の苦しみ悲しみを食べることにもなるといわれています。そういった観点から肉を食べないことを選択する人が増えています。

暴力をふるわないということを意識して過ごすだけでも、自分にも周りにも少し優しくなり生きやすい状況が生まれるのではないでしょうか。すべての行動の基本に非暴力を意識することで自然と人にも地球にも無理のない暮らしが送れるはずです。

地球規模で変えようとすると果てしなく感じますが、まずは自分のできる範囲から意識してみてください。

自分と、家族友人周りの環境に対しての非暴力から始めてみましょう。

世界平和を望むならまずは一番近くにいる自分自身や家族、友人を大事にすることです。

まずは小さなことから。それこそが持続可能への一歩になるはずです。

次にニヤマです。

『ニヤマ』日常生活ですすんで行うべき行為

1.知足・・多くを求めすぎず足りていることに目をむける

2.清浄・・自分自身や身の回りを清潔に保つこと

3.苦行・・自分を成長させる辛いことはすすんで行う

4.読誦・・一生をかけて学び続ける

5.祈念・・すべてをコントロールできると思わないこと。大きな力に降伏する。

ここでは知足(サントーシャ)に注目してみましょう。

その字のとおり、足ることを知ることを言います。

クローゼットの中に、たくさんの服があるのに着るものがない。誰しもがそんな経験があるはずです。服は十分にあります。もっともっとと欲しがる前に十分にあるものにもしっかり目をむけていくこと。自分はすでに満たされていることに気づかないのに、新しいものを手に入れても満たされるのはほんの一瞬だけです。本当に必要なものは、自分はすでに持っているということに気づくと無駄なものを手に入れず十分に満足して生きられます。

少しのもので満たされることも、地球にたいして優しい行為につながります。

今回は簡単にヨガ哲学をご紹介しました。

いきなり世界を変えることはできなくても、自分の生活を少しずつ変えることをしてみましょう。みんながそうやって意識を変えれば、小さな力も大きな力になるはずです。

ラピデムが本気で向き合ったサステナブルへの回答「Ritual」

ラピデムが2023年に発表するRitualシリーズは、様々なサステナブルの視点と世界のSDGsの文脈にそった新しい化粧品開発を目指して生み出されました。詳細はこれから少しづつ発表されるかと思いますので、楽しみにしてくださいね。